特定の恐怖症
特定の対象・状況に対してのみ、顕著で持続的な恐怖が出現する疾患です。
その恐怖や不安は持続的であり、典型的には6ヶ月以上続きます。特定の対象への暴露によって、状況依存的に過剰な不安反応を生じ、自律神経症状を伴うパニック発作の形をとることもあります。恐怖に対する回避行動、予期不安により社会生活が障害されますが、その恐怖が過剰で不合理であることを、本人が認識していることが多いようです。
恐怖症には多くの種類があります。よく知られているものとしては、
- 高所恐怖症(高い状況に過剰な恐怖を感じる)
- 閉所恐怖症(閉所に過剰な恐怖を感じる)
- 嘔吐恐怖症(自分や他者が吐く事に過剰な恐怖を感じる)
- 先端恐怖症(鋭いもの・尖ったものに過剰な恐怖を感じる)
- 男性恐怖症・女性恐怖症(男性・女性に対して過剰に恐怖を感じる)
- 動物恐怖症(特定の動物に対して過剰に恐怖を感じる)
などがあります。