全般性不安障害(全般不安症)
日常生活において様々な出来事や活動について、自律神経症状を伴う過剰な不安が長期間続く疾患です。単なる心配性とは異なり、全般性不安障害ではこれらの不安によって、外出が困難になることも多く、生活に様々な支障が出てしまいます。症状は慢性的に続き、数か月以上持続します。
全般性不安障害は「不安が強い性格の人」というように、病気ではなく性格傾向の1つと誤解されてしまうことがあります。心配症は性格の一つであり、正常範囲内のものです。周りの人よりも不安・心配は強めではありますが、それで生活に大きな支障を来たすことはありません。
しかし全般性不安障害の場合は、その発症により、強い不安によって学校に行けなくなる、仕事ができなくなる、不眠が続くなど日常生活に大きな影響が現れます。