統合失調症

統合失調症とは

これまでの多くの研究から、どの人種・民族においても、男女の区別なく、ほぼ100人に1人の割合で統合失調症を発症することが分かっています。このように、比較的頻度の高い疾患にもかかわらず、昔からの偏見や、疾患に対する理解の不足から”不治の病””怖い病気”と思われがちな疾患です。近年では新しい抗精神病薬を中心とした薬物療法や、心理社会的リハビリテーションなどの新たな治療法により、症状の改善が期待でき、治療を続けながら通常の社会生活を送る方も増えています。

統合失調症の代表的な症状

統合失調症では、大きく分けて、陽性症状、陰性症状、気分症状、認知機能障害の4つの群の症状がみられます。どのような症状が、どれだけ現れるかについては個人差が非常に大きく、これらの症状によって薬剤の使い分けもなされています。また長年にわたって激しい症状が複数持続し、長期間の入院を余儀なくされる人から、わずかな陰性症状を認めるだけという人まで、その重症度、社会生活への支障の程度も大きく異なります。現在では、早期発見、早期治療により、長期的な予後が改善するものと考えられています。

陽性症状

陰性症状

気分症状

認知機能障害

これらの認知機能障害は統合失調症の中核をなす障害であり、自立した生活、職業的な機能へ及ぼす影響は大きなものがあります。

統合失調症の治療法

統合失調症の治療には、陽性症状・陰性症状では治療方法が違います。軽度の統合失調症であれば、薬を使って通常の生活を保つことができます。また、入院をしなければならないほどの症状がある場合でも回復することができます。

薬物療法

統合失調症の症状を抑えたり改善するために薬物療法が用いられます。抗精神病薬や睡眠薬などを使用します。症状によっては、うつ病などと併発している場合もあるので、薬の量が増えることもあります。薬を飲むことを止めてしまったり勝手に減薬したりすると、副作用を引き起こす可能性が考えられるので医師と相談しながら一定期間、飲み続けることが大切です。

安静・外的な刺激を避けること

急性期の症状が出現しているときには、薬物療法が不可欠ですが、これに加えて安静を保ち、休息をとることも重要となります。病的体験が活発で通常の生活が困難な場合、外部からの刺激を遮断することが望ましい場合など、状態によっては入院治療も選択されます。

心理社会的リハビリテーション

意欲の低下や自閉傾向などにより外出することが出来なかったり、対人関係に不安を抱いたりしている場合には、入所型の施設や通所施設での心理社会的リハビリテーションを利用して、症状を改善する方法がとられることがありま す。またさらに進んで、自立した生活を送るためのプログラムや就労支援のためのプログラムなどを利用することもできます。症状の改善だけでなく社会復帰を目的として、さまざまなプログラムが行われるようになっています。

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