その他睡眠障害

過眠症・ナルコレプシー

夜十分な睡眠がとれているのに昼間、仕事中や授業中に耐えられないような眠気が毎日続き、日常生活に支障をきたす睡眠障害です。周りの人に日中に眠気に襲われて眠ってしまうため、「怠けている」などあらぬ誤解を受けたり、周囲の理解を得られないことがあります。適切な対応をすれば症状は軽減しますので、周囲の人がこの障害への理解を深め、早めに治療をうけることが必要となります。ナルコレプシーの治療では、生活習慣の改善と薬物療法が中心となります。まず生活指導によって、しっかりとした睡眠習慣を確立し、毎晩できるだけ同じ時刻に就寝し、同じ時刻に起床するようにします。薬物療法としては、日中の過度の眠気や睡眠発作の治療に中枢刺激薬を症状の程度に応じて用いることがあります。また睡眠呼吸障害などの他の睡眠障害を合併することもあるので、これらの疾患の診断、治療も必要になります。

概日リズム睡眠障害

概日リズム睡眠障害は、昼夜のサイクルと体内時計のリズムが合わないため、1日の中で社会的に要求される、あるいは自ら望む時間帯に睡眠をとることができず、社会生活に困難をきたす睡眠障害です。治療法として薬物療法と高照度光照射療法があります。薬物療法では、メラトニン作動薬やビタミンB12を用いて治療します。また高照度光照射療法では、2500ルクス以上の光を2時間以上浴びることで、体内時計をリセットすることを目的として行います。

睡眠時随伴症

睡眠中に異常行動がみられる睡眠障害を睡眠時随伴症といい、小児期に多く見られます。寝ている時に叫ぶ自分の声に驚いたり、恐怖に襲われてパニックとなったり、無意識に部屋中を歩き回ったりします。汗をかいたり呼吸が荒くなったりするなど、自律神経症状を伴った激しい症状がしばしばみられますが、ほとんどの場合、翌朝、本人は全く覚えていません。小児期にみられる睡眠時随伴症は、成長とともに自然に改善することが多いのですが、症状が強い場合は、薬物療法を行います。一方、中高年以降に発症するレム睡眠行動障害(RBD)では、夢に影響された行動がみられることが多く、激しい動きで一緒に寝ている家族に怪我を負わせることもあります。また、レム睡眠行動障害の患者ではパーキンソン病などの神経変性疾患との関連が高いことも知られています。

睡眠関連運動障害

むずむず脚症候群では、じっとしているときや横になっているときに足に不快感が起こり、「足を動かしたい」という強い欲求が出現します。また周期性四肢運動障害では、睡眠中に手や足の筋肉が瞬間的に収縮し、眠りが中断されます。これらの睡眠障害は高齢の女性に比較的多くみられ、これらの症状により、日中の家事や仕事に集中できないなど日常生活に大きな支障を来たします。これらの症状に対してはドーパミン作動薬や抗不安薬が用いられています。

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